学会発表 抄録
学会発表が近づいてきた。
膨大なデータと格闘中!
第23回 日本臨床スポーツ医学会学術集会 抄録【吉田隆嘉】
タイトル:副交感神経活動計測(CVR-R)の健康ハイキングへの応用
呼吸性不整脈の大きさを示すCVR-Rは、心臓副交感神経機能の検査に広く用いられている.
しかし、呼吸数や一回換気量の影響を受けるため運動時の評価には不向きであり、CVR-Rの測定は安静時に行うべきだとされている.
本研究では、健康ハイキング(移動距離5km)の催しに参加した男女97人(平均年齢72歳)に,同意を得た上で超小型心電計を取り付け,ハイキング中の心拍を経時的に計測するとともに、運動量を反映する加速度も計測した.
また,全コースの中で,不快な環境だと考えられる車道を歩いている時間帯(車道移動時)と,快適だと考えられる自然道を歩いている時間帯(自然道移動時)を記録した.
CVR-Rは、車道移動時と自然道移動時を分離して解析した場合,それぞれ加速度との間に負の一次相関関係がみられた.
さらにこれを元にCVR-Rを加速度で調整した上で比較すると,自然道移動時には車道移動時を有意に上回った.
ハイキングで効率良くストレス緩和を図るには,参加者が快適だと感じるコース設定が求められるが、加速度調整後のCVR-Rは参加者の快適さの評価尺度として利用できる可能性があると考えられる.
膨大なデータと格闘中!
第23回 日本臨床スポーツ医学会学術集会 抄録【吉田隆嘉】
タイトル:副交感神経活動計測(CVR-R)の健康ハイキングへの応用
呼吸性不整脈の大きさを示すCVR-Rは、心臓副交感神経機能の検査に広く用いられている.
しかし、呼吸数や一回換気量の影響を受けるため運動時の評価には不向きであり、CVR-Rの測定は安静時に行うべきだとされている.
本研究では、健康ハイキング(移動距離5km)の催しに参加した男女97人(平均年齢72歳)に,同意を得た上で超小型心電計を取り付け,ハイキング中の心拍を経時的に計測するとともに、運動量を反映する加速度も計測した.
また,全コースの中で,不快な環境だと考えられる車道を歩いている時間帯(車道移動時)と,快適だと考えられる自然道を歩いている時間帯(自然道移動時)を記録した.
CVR-Rは、車道移動時と自然道移動時を分離して解析した場合,それぞれ加速度との間に負の一次相関関係がみられた.
さらにこれを元にCVR-Rを加速度で調整した上で比較すると,自然道移動時には車道移動時を有意に上回った.
ハイキングで効率良くストレス緩和を図るには,参加者が快適だと感じるコース設定が求められるが、加速度調整後のCVR-Rは参加者の快適さの評価尺度として利用できる可能性があると考えられる.
スポンサーサイト